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Umbrella

鏡に映る私は透明だった
分かってた事でも知らないままの方が良かった
 
私は君を濡らすこの忌々しい雨から
君を守る為のそれだけの傘
それは自分で決めたようで運命みたいなもの
何も望んではいけない 傷付くのが怖いから
 
もう一度あの日に戻れたとしても
繰り返してしまうでしょう 私はきっとそう
 
この雨がこのままずっと降れば
願ってはいけない そんな事は分かってる だけど
君に降る雨が いつの日か上がって青空を望んだら
その時私はきっと
 
もっと自分の事をこんなに知らなければ
もう少し幸せな未来も望めたのかな
 
あの雪の日 私を閉じ空を見上げた
泣いているように見えた笑顔に私は触れられない
 
哀しくて美しい思い出が
走馬灯のように 希望がちらついてしまう
この醜くて本当の気持ちが強くなる前に
きっと吐き気がするほど眩しい太陽
 
私の気持ちは自由だと誰かが言った
そんな事ないわ 運命よりも変えられないの
 
この雨がこのままずっと降れば
願ってはいけない そんな事は分かっていたはず
君に降る雨が いつの日か上がって青空を望んだら
その時私はきっと
 
雨が静かに上がり傘立てに置かれた傘
忘れた事さえ忘れられてしまったような
 

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